大阪は八百八橋、江戸は八百八町とよく言われますが、皇居の西、区内の山の手はまさに八百八谷の凸凹地形。武蔵野台地から染み出した湧水が小川となってあちこちに不規則な谷をつくっています。渋谷などはガイドブックの地図見ながら歩くと思いがけない山越え谷越えで疲れてしまいます。そう、山の手を歩く時の地図は登山みたいに国土地理院の地形図がベストなんです。でもこの毛細血管の様に張り巡らされた小川は今はほとんどが蓋をされ暗渠となってしまいました。フタをされた川の上に立ち、目を閉じればほら小川のせせらぎで子供が遊ぶ在りし日の姿が瞼に浮かんできそうですよ。そうなればあなたもタモリさんの域に少し近づいてきてるかも。私が関心があるのは八百八谷に潜むもの、そうなぜかこの山の手の元”川”沿いにはなぜか美味しいお店が集まって来ているのです。その謎を解き明かすのが本ブログの使命なのです。